【読み物版】[バーベキューやピクニックでの食中毒にご注意ください。 その2] 平成28年7月29日配信

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内閣府 食品安全委員会e-マガジン【読み物版】[バーベキューやピクニックでの食中毒にご注意ください。 その2]
平成28年7月29日配信  
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今号では、バーベキューやピクニックでの食中毒を予防して楽しい時間を過ごすためのQ&Aをお送りします。

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バーベキューやピクニックでの食中毒の予防に関するQ&A
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Q1  バーベキューなど野外で飲食する場合、「献立」について気を付けるべきことはありますか?
Q2  野外で飲食する場合、「食材」の調達、運搬、保管について、どのようなことに気を付ければよいでしょうか。
Q3  野外で飲食する場合、調理担当の人が気を付けるべきことはありますか?
Q4  家族で遠出をして、キャンプ、バーベキューを計画しています。家庭内と違った点で気を付けるべきことはありますか。

 

Q1  バーベキューなど野外で飲食する場合、「献立」について気を付けるべきことはありますか?
A1  野外での食事の献立は、できるだけ、火をしっかり通して食べる料理にしてください。
家庭や店舗の清潔な調理場で水道や冷蔵庫が確実に使える状態と、野外での調理は条件が異なります。魚介類や食肉を加熱せずに食べるような料理は予定しない方が無難です。また、生で食べる野菜や果物は、切らずにそのまま食べられるもの(ミニトマトやバナナなど)にすると、食べるまでの傷みや別の食材から菌が移ることが少なくなります。なお、洗浄は、食べる直前に清潔な水で洗うのが最善です。

 

Q2  野外で飲食する場合、「食材」の調達、運搬、保管について、どのようなことに気を付ければよいでしょうか。
A2  次のようなことに気を付けてください。
■ 調理を始める直前まで、できるだけ低い温度を保つように気を付けてください。
また、クーラーボックスに保冷剤と一緒に入れて、できる限り食材ごとに分けて包装し、ドリップ(しみだし)が出たり、それが付いたりしないようにして運搬します。
なお、生で食べる野菜や果物は、清潔な水で洗浄してください。
■ キノコや山菜など、現地で採集したものを食べることを予定に入れることもあるでしょう。
自然の動植物は、食べられないものや毒のあるものもたくさんあります。食べられるとはっきり分かっているもの以外のものは、危険です。食べてはいけません。また、キノコなどは、食用のものと毒のあるものが同じ場所に混ざって生えていることがあります。1本ずつの確認が必要です。

 

Q3  野外で飲食する場合、調理担当の人が気を付けるべきことはありますか?
A3  調理をする前に、よく手を洗うことです。手を洗うときは、時計、指輪などを外して、清潔な水で、石けんを使って手首の上まで洗います。家族や友人が食べるものを作る手ですから、しっかり洗ってください。消毒剤などを使う場合でも、手を洗って汚れを落としてから使ってください。
また、おなかの具合が悪い人、手や指に傷のある人は、無理をして調理をしないようにしてください。

 

Q4  家族で遠出をして、キャンプ、バーベキューを計画しています。家庭内と違った点で気を付けるべきことはありますか。
A4  野外では次のようなことに気を付けてください。
・まな板や包丁は調理の順番を工夫し、魚介・食肉は、野菜や果物などを調理したあとで調理してください。
・野外での加熱調理では、スープ状のものはよくかき混ぜてまんべんなく沸騰させること、肉などを焼く料理は、表面だけでなく中心まで色が変わっていることを加熱の目安にしてください。
・食中毒を起こす細菌は、時間が経つと増えます。目的地に着くまでの移動時間が長い場合は、途中のお店で食材などを調達するなど工夫してください。
また、野外調理では、作り置きはできないと考え、「作ったら、すぐ食べる。」ことです。さらに、「余った食材、残った料理は次の食事に繰り越さない。」。一度開封した食材、常温に置いておいた食材は、付着している細菌が次の食事の時間までにさらに増えます。
なお、ホウレンソウ、コマツナなどの軟弱野菜と言われるものや、果物の中でもイチゴ、サクランボ、モモは特に傷みやすいので、早めに食べてください。

 

・食品安全委員会;食中毒予防のポイント「バーベキューやピクニックでの食中毒にご注意ください」
https://www.fsc.go.jp/sonota/e1_bbq_food_poisoning_e2.html

 

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