FSCViews

食品安全委員会e-マガジン【読み物版】 [農薬その1] (2013.2.15)


食品安全委員会e-マガジン【読み物版】[農薬その1] (2013.2.15)

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
食品安全委員会e-マガジン【読み物版】[農薬その1] 平成25年2月15日配信 
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
今月のe-マガジン【読み物版】では、農薬についてお送りします。
人間が化学的に作り出した食品添加物や農薬も、使い方を間違えれば人間に影響を及ぼすことがあり
ます。
今回は、農薬についてお届けします。
また、次号では、農薬に関するQ&A及び食品安全委員会農薬専門調査会 納屋座長の随想をお送り
します。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
農薬って、使っても安全なの?
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1】どうして農薬を使うの?
自然界には、穀物や野菜などの農作物にくっついて、農作物をダメにしてしまう虫や作物の病気のも
とになるカビなどがいます。
また、田んぼや畑に雑草が茂って、農作物に栄養が回らなくなることもあります。農薬はそれらを退
治する薬で、農作物をちゃんと育てたり、十分な量を収穫するために使います。

【2】安全を守るために・・・
一つ一つの農薬について、どのくらい食べてしまったら、どんな影響があって、どのくらいまでだっ
たら影響がないか、食品安全委員会で科学者が集まって専門的に調べます。
そして、その農薬は一日あたりこのくらいまでなら食べ物と一緒に食べてしまったとしても健康に影
響がでないという量を決めます(一日摂取許容量(ADI))。
次に、その結果をもとに、安全を守るにはどのくらいの量をどのように使えばいいかというルールを
厚生労働省や農林水産省が決めます。

【3】きちんとルールが守られていれば安全です。
農家の人は決められたルールを守って農薬を使い、たくさんの農作物を作ります。農薬を使って育て
た農作物もきちんとルールが守られていれば安全です。
こうした、たくさんの人の努力によって、穀物や野菜は安全でおいしい、みんなの毎日の食事の材料
になります。

【4】一日摂取許容量(ADI)について
人が一生にわたって毎日摂取し続けても健康に影響がでないと考えられる量です。
通常、無毒性量(動物実験等で毒性が認められなかった量) のうち最も小さい値の100分の1とされ
ており、体重1kg当たりの量として「/kg体重/日」として表します。

====================================================================================
※このメールはシステムが自動発行しておりますので、返信メールは受け付けておりません。
■食品安全委員会e-マガジンバックナンバー
http://www.fsc.go.jp/sonota/e-mailmagazine/back_number.html
■配信中止・配信先変更はこちら
https://www.fsc.go.jp/fscmds/magazinereader/cancel
■食品安全委員会からのご案内
http://www.fsc.go.jp/sonota/e-mailmagazine/e_oshirase_info.html
===================================================================================
[食品安全委員会e-マガジン]
編集:食品安全委員会e-マガジン編集会議
発行:内閣府食品安全委員会事務局勧告広報課
〒107-6122 東京都港区赤坂5-2-20
赤坂パークビル22階
http://www.fsc.go.jp/